永代納骨堂「やすらぎ」の構造的な特徴や造りについてご紹介させていただきます。
永代納骨堂「やすらぎ」の特徴について
永代納骨堂「やすらぎ」には次のような特徴があります。
- 近江赤富士を連想させる印象的なデザイン
- 永代にわたり個別納骨が可能(骨壷の状態で永代安置)
- 複数霊位入墓可
では、なぜこのような特徴をもたせるよな造りにしたのでしょうか?
そこには、永代納骨堂「やすらぎ」を建立する際に考えた、永代供養を希望される方への思いがあるのです。
「やすらぎ」の想い(コンセプト)
「やすらぎ」を建立するきっかけとなったのが、ある一般の方のこんな一言でした。
「滋賀や京都にも永代供養してくれる所はふえたけど、利用しやすいものがない・・・」
詳しくお伺いすると、
- 「個別納骨の所は有期限で費用も高い、費用を考えると合祀の所になるが、合祀には少し抵抗がある。」
- 「結局、あまり予算をかけられない場合は、何かの条件を妥協しないと選ぶことが出来ない。」
- 「都心部は公共機関が発達しているからいいけど、滋賀県の様な地域だと、車移動がほとんど。だから、車で行きやすくて、駐車場も広く・大きく・駐めやすい様なところがない。」
ということだったのです。
それならばということで、公益財団法人びわ湖霊園と永代供養墓事業協同組合が、次の様なコンセプトのもと、永代納骨堂を建立しようということになったのです。
より多くの方に利用していただける費用設定にすること。
入墓する方にも、お参りにお越しいただく方にも抵抗が少ないように、合祀は避けること。
ご入墓者の方には安らかに永眠いただき、お参りの方たちには心静かにお参りいただける環境をご提供させていただくこと。
つまりは、「やすらぎ」を感じていたける様なものを建立しようということになったのです。
造りについて
永代納骨堂「やすらぎ」は、びわ湖霊園内の紫雲台中央奥に位置しています。
紫雲台へお進みいただき、中央通路に入ると正面に、朝日に染まる近江富士を連想させる、「やすらぎ」が見えてまいります。
永代納骨堂「やすらぎ」は、高さは約2メートル40センチ、幅は約4メートル70センチの納骨堂が2つ前後に並んだ形状をしております。
地上部分・地下部分合わせて、1300基以上を納骨することが可能です。
赤御影石でできている2つの塔は、安心と安らぎを与えてくれる印象で、お参りいただく方にも心静かに手を合わせていただける様、設計されております。
赤富士というのは、主に夏の終わりから秋の初めにかけて朝日に照らされて朱色に見える富士山のことです。
赤富士は縁起の良いこととされていて、夏の季語でもあります。
そして、日本各地には郷土富士と言われる山があります。
山容が似ていたり、歴史的関係があったり、その土地を代表する山などがそう呼ばれます。
滋賀県では、野洲市にある三上山が近江富士と呼ばれています。
永代納骨堂「やすらぎ」は、この近江富士が赤富士のように朝日に照らされている情景をイメージしてデザインされています。
そして、お参り後には、朝日を望んだ後のように清々しさや安らぎを感じていただける様にという思いも込められているのです。