お墓の歴史(1)

「お墓って一体何?」とあなたがもし質問された場合、どのように答えますか?
石碑や石塔を建て、その中に亡くなった人の遺骨を収め、残された者がそのお墓を管理したり供養をしていくもの。
このような事は皆さんは、漠然とかもしれませんがご存じのはずです。

では、「なぜお墓を建てるのか?」と質問された場合、あなたはどのように答えますか?
意外と知られていないことなのですが、日本で1番なじみの多いとされる仏教でも、お墓を立てないといけないということを決められているわけではありません。

お墓を建てる行為と言うのは、実は宗教的な考え方と言うよりもむしろ、日本人の風習的(民族的)な考え方によって行われているものなのです。

亡くなった方の遺体を葬るために墓所まで送ることを「葬送」と言いますが、この葬送・埋葬の方法と言うのは実は国によって大きく異なってきます。

例えばインドであれば、亡くなられた方はガンジス川に流されます。
鳥に亡くなった方の遺体を食べさせる「鳥葬」というものものもあります。
これは亡くなった方の魂が鳥と一緒に店に登っていくのかと言うふうに考えられているわけです。
「風葬」と言うものもあります。
これは亡くなった方の遺体をむしろに包むなどして風化をさせていく埋葬方法です。

日本の場合では、昔から亡くなった方をお墓に埋葬して供養することで、亡くなった方が成仏すると言う考え方があります。
お墓に埋葬することで魂が浄化されると言うふうに考えられているのですね。
最近では海洋散骨や樹木葬、手元供養など新しい創造の方法も注目されてが来ています。
しかし日本民族として昔からある風習や考え方は、やはり今でも多くの方々に受け継がれているのが現状です。